酒好きは珍味好き
酒のアテのことを珍味と呼び、スルメや裂きイカ、ピーナッツなどがおなじみですが、そんな珍味が大好きな酒飲みにおすすめなのが、珍味をコンセプトにした居酒屋です。
フランス語でジビエと呼ばれる料理は、近年、日本でも知られるようになってきましたが、こだわりのジビエが食べられる居酒屋や高田馬場にあります。
居酒屋の名は「獣肉酒家 米とサーカス」で、ジビエが狩猟で仕留めた天然の野生鳥獣の食肉から作られていることから名付けられたと考えられます。
とはいえ、メニューにはジビエだけでなく、日本全国の珍味が揃っています。
珍味は意外と高価な料理も多いのですが、こちらの居酒屋はコンセプトとして珍味を柱としているだけに、安い価格で味わえるカジュアルなコンセプト居酒屋となっているのが魅力です。
メニューはまさに珍味そのもの
ジビエは洒落た居酒屋やレストランなどでも提供されるようになってきましたが、こちらはジビエだけでなく、まさに珍味揃いの徹底ぶりです。
おすすめメニューは獣鍋で、さらにオオグソクムシといった具合に、名前からはまったくどのような料理なのか想像できないものも多く、酒のアテの珍味で冒険してみたい人におすすめなのもうなずけます。
獣肉というと、普段の食事で食べている牛肉に豚肉、鶏肉とは違う肉ということになりますが、その種類は豊富で、鹿に熊、猪に山羊、さらに駝鳥から鰐、さらにまだまださまざまな種類の獣肉が、これでもかと揃っているのは驚き以外の何物でもありません。
初めてとなると勇気がいるものもあるでしょうが、思い切って口に放り込むとこれが驚くほどおいしいことから、行ってみる価値は大いにある変わり種居酒屋です。
店の雰囲気も独特
店は怪しく光る獣のネオンで手招きし、中に入ると道化師がメニューを差し出してくれます。
血湧き肉踊る酒池獣林の世界がコンセプトでもありますので、普段は滅多に口にすることができない獣肉と、日本全国の珍味を味わううちに、どんどんお酒が進んでまさに酒池肉林を堪能できることでしょう。
獣肉には滋養強壮効果もあるということですが、勇気を出して食べるという血湧き肉躍る経験が、体を元気にしてくれるものと思われます。
珍味好きな人と一緒に行くのもいいですし、定番の居酒屋に飽きた人が冒険したいときに行くにもピッタリです。
居酒屋ならではの定番メニューの冷ややっこや、辛子明太子にわさび枝豆といった比較的抵抗の少ない料理をオーダーしつつ、獣肉にもチャレンジするのがおすすめの刺激的な居酒屋です。